法事あれこれ


 先ず法事とは、元々は仏教行事全般の事を指していました。しかし、今では年回忌や追善供養の事をいうようになりました。

 
お経を上げるといことは、個人に直接あげるのではなく、その本堂に安置されたご本尊にあげ、その功徳を亡き方にたむけることなのです。ご本尊に向かってお経をあげ、お経の功徳でどうか亡き故人が供養されますようにと祈るのです。このように功徳を回し向けるので「回向/えこう」というのです。
 
 さて、実際に法事をする時ですが・・・
 最近は週休2日制になり、其れとともに土曜日、日曜日に行う方が多くなりました。当然そこに集中しますので、思うような日時で行うには、なるべく早く寺に連絡相談することが肝心になります。
塔婆はご希望に応じてご用意致します。 法事を申し込む折に伝えてください。
《塔婆の事に関しては、下に詳しく書きました》

 
下記の表や、仏壇の位牌に書かれた没年月日を見て、一度お宅のご先祖の年回忌の当たり年を調べてみてください。

 祥月命日(亡くなった月日)に行うのが最も良いのですが、忙しい現代人にはなかなか難しいようです。そんな時は少し前にもってきて遅れないように致しましょう。
 《平成25年年回忌表》  

ご先祖の没年月日を調べ、下の表へ当てはめてみてください
 
〈没 年〉     〈年回忌〉      〈没 年〉      〈年回忌〉

平成24年      1周忌        昭和56年    33回忌

平成23年       3回忌       昭和52年    37回忌
 
平成19年      7回忌       昭和46年    43回

平成13年     13回忌       昭和42年   47回忌

平成 9年
      17回忌       昭和39年    50回忌

平成 3年     23回忌       
〈これより先50年づつふえる〉

昭和62年    27回忌 
      大正 3年  100回忌


★下記年回忌は処により施行する

平成 5年    21回忌

平成元年    25回忌

昭和59年    30回忌
【注】妙蓮寺では、下記のような表を参考にして

お供物等を用意していただいています。

(地域、宗派、寺ごとで違うことがあります。

詳しくは菩提寺等にお尋ね下さい。)

《お年忌の時に寺へ持参いただくお供物》

お年忌の時には次のような品々をお持ちください。

【お供物
 
霊位が生前好きであったもの等を一品、或いは一対(菓子の類、果物の類)をお持ちください。

◆印の法要には右の供物以外に特に左記のものをご用意ください。

  ◆四十九日忌の時には「四十九の餅」
  ◆五十回忌の時には「お鏡餅」

上ったお供物はお持ち帰り戴き、自宅の仏壇へ供え直してください。

【お膳のもの】〈寺では用意しません〉
 
下の写真を参考にして、その中味をお持ちください。寺の方にて盛りつけます。〈ごはんは白米でも結構です〉

【お花】
  
本堂に常時あがっていますが、特に亡き方の為にという方はお持ちください。

【お墓参り用意】

墓参用としては、花、線香、供物(墓参後すぐに下げ、持ち帰る)を用意する。


★以上に示したものは、日頃妙蓮寺の檀家さんに伝えていることで、檀家でない方々は参考までにして頂き、詳しくは菩提寺、或いは地域の人たちにその習慣等を聞いて下さい。
       お膳(20p×20p)の一例は、上の写真の如くで、

       供えるときは箸の方を霊前(位牌等)の方へ向ける。
 


《 日蓮宗発行 「お塔婆ガイド」 より 》


 
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